なりたかったのは自称発明家。例えばドクみたいな。

by garykenny

ドクというのは映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」に出てくる発明家(クリストファー・ロイド)の名前。ああいうマッド・サイエンティストみたいな、夢の機械をつくっちゃう人、にあこがれていました。

小学校のころから「ドラえもん」はもちろん好きで読んでたけど、藤子・F・不二雄先生の作品で一番好きなのは、ダントツでキテレツ大百科でした。同じようなものが自分でも作れないか一生懸命考えてたなあ。まあもちろんできないんだけど。他には学研まんがひみつシリーズ「発明・発見のひみつ」とかエジソンの伝記とかも死ぬほど繰り返し読んでました。

なんでだろう、理由はよくわからないんだけど、何か自分で作り出したい欲求みたいなものが強かったんでしょうか。学校の勉強みたいに、決められた答えを求めるというのが非常につまらないというか⋯。生意気言ってすみません。自分が生まれ育った1970〜80年代というのは時代の流れ的にも夢があったというか、ウォークマンやパソコンやファミコンなんかが生まれたり、未来を夢見ることができた時代だったのかもしれない。

おじいちゃんのラジオを分解してみたり、学研の電子ブロックで回路つくったり⋯。当時は全然意味がわからなかったけど。もうちょっとちゃんと勉強すればよかった。でも小学生でコンデンサーとか理解するのは無理か。でその後、大学は工学部の電気電子工学科に進み、そこで回路とかパソコンのハード、ソフトの基礎的なことなどを学びました。

その後1990年代後半になってくると、インターネットが非常に盛り上がってきて、そこでソニックジャムという会社をつくり、Webサイト制作やシステム開発などをずっとやってきたわけです。結局なんかつくるのが好きだったんだな。そして2021年にはピピットガチャというQR決済できるガチャを開発し、特許をとりました。この特許はねえ、本当に長年の夢が叶ってうれしかったです。

ピピットガチャのように、アナログとデジタルの組み合わせなど、これまでありそうでなかった(できなかった)ものというのはもっともっとあるんじゃないか。そんなネタはどこかにないか。自分もまだいろいろできるんじゃないか。そんなことは今でもいつも考えています。

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