昨年(2024年)を持って、株式会社ソニックジャムの代表取締役を退任しました。設立が2001年9月なので、23年以上社長をやっていたわけです。ホントおつかれ、自分。
そして自由になりました。どのくらい自由になったからあらためて考えてみたりしているんですが、会社の経営者ってやることが本当に多いんですよ。そして、これは良くないことだと思いながらずっと全部自分ひとりでやってきました。(いやそれは自分でそう思ってるだけだろという異論もあるかもしれませんがとりあえず自分の意識として)
経営戦略・ビジョンををつくる:これが社長の最も重要な役割です。要するに会社の方向性を決めて、将来どうなっているかを定めることです。私は3年に一回、社内に向けて3か年計画を発表していましたが、年末に発表する資料を夏頃には作り始めていました。というか一年中そのことは考えているのです。
社員の採用・教育・評価:どんな人を何人採用するかという採用計画、採用メディアやエージェントの選定、求人広告の作成、そして実際の面接。採用後の教育計画の策定、実施。それから給与・賞与の査定など。面接は必ず入りますし、それは最終面接はもちろんやりますがそれだけではなくむしろ書類選考や一次面接から入っていました。それはそうしないと意外性のある面白い人材が見落とされてしまうからです。普通の枠にハマらない人材の採用と育成こそが、個性的な組織にをつくると思っていたので、採用してから社内で「この人採用してどうするんすか?」と怒られたりしました。
組織のマネジメント、トラブル対応、etc⋯ ちょっと書ききれないのでこのへんで。
さてこれからどうするか、ということを考えたときに、これらを全部やらないことにしました。つまり、採用・教育・マネジメントなどを一切行わないことで、これからの自分の時間を事業 = 自分のやりたいことにすべて使う、ということです。なんて贅沢な。もう人を育てたり、人のトラブルの相談に乗ったり、みんなを盛り上げたり⋯ しない。これからはそうさせてもらいます。誰も文句ないよね?