岐阜県美濃市を知ってるかい?

by Ken Murata

「美濃和紙」は1300年の歴史を持つ、日本三大和紙のひとつ──だそうです。

そんな歴史ある街に、なんと築350年の古民家を改装してオフィスにしている映像制作会社があると、元アクアリングの吉田さんに教えてもらったので、さっそく訪問してきました。フリーランスなので、フットワークの軽さが取り柄なんです。自由なので。自由最高。

名古屋(実家)からJR高山本線で美濃太田まで。結構空いてて、乗客は自分以外ほぼ外国人。高山に行くのかな。美濃太田で長良川鉄道に乗り換えて、美濃市へ。この電車がまた渋い。さらに先の郡上八幡まで行ったら、もっと渋くていい感じなんだろうけど、今回はここで下車。

美濃市の街並み。これが「うだつ」。

これが、古民家を改装した撮影スタジオ「たまぼし」→ https://tamaboshi.jp/

運営しているのは、株式会社ヒオリス。 → https://hioryes.jp/

築350年の古民家の中に、REDのカメラや撮影スタジオがしっかり完備されていてびっくり。「岐阜で一番機材が揃ってる会社なのでは?」説ある。目指せ中部No.1。決戦は関ケ原。(意味無し)「自由に使っていいよ」とのことで、2日ほどこの場所で仕事しながら過ごしてみました。

時間の流れ方が違う。350年の歴史の中に、自分がちょこんと座ってる感じ。
「ここで郡上の領主と渋沢栄一が鉄道について話した」──みたいな事実と妄想がいい感じに混乱するタイムスリップ感。現実的には、普通にオンラインMTGやってただけなんだけど、タイムテレビ(ドラえもんのひみつ道具)で話してるみたいな。ほんとはもっと国を動かす相談とかしたいんだけど。

こういう異空間でブレストとかやったら面白そうだなあ。やっぱり空間の力ってある。以前鎌倉で古民家借りてサービス開発のブレストやったのも楽しかったな・・・。少人数合宿とかやりたい。もしくは徹底的に自分を見つめ直すとか。今回はなんだかんだ忙しかったので、全然自分を見つめ直せませんでした。てへ。
たまぼしは宿泊不可なので、近くのゲストハウスに泊まりました。

こちらも古民家を改装した宿「WASITA HOUSE」。 → https://wasita.co.jp/stay/

3部屋しかないんだけど、この日は自分ひとりの貸切状態で、最高に快適でした。

今年フリーになってからは、これまでお世話になった方々に直接ごあいさつをしたいと思って、できるだけいろいろな場所に足を運んでいます。
福岡、広島、長野、福島、宮城……などなど。
これまで関わってきた会社、取引先、パートナー。というより、人とのつながりが自分にとっては最高の財産。そして、地方というのは日本にとって貴重なリソース、
風景、農産物、技術、伝統、歴史──
そういったものを活かして、何か新しいものを生み出せないかなあ。まああまり大げさに考えず、これもフットワーク軽くホイホイと何か始めたいなあ。「地方創生」とか「何かを助ける」みたいな構えた偉そうな感じではなくて、もっとフラットに、「面白そうだから」「楽しいから」みたいな感じで。

そして来年からは──海外へ行こう。

You may also like